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トレイルランと温泉活用における里山再生の大きな可能性

大阪観光大学観光学研究所 主任客員研究員 中山三照

トレイルランとは、登山道や林道などの自然地形 (小径) を駆け巡る意味を指す。最近、マラソンを心から愛する日本人の間でも、トレイルランが年々人気を集めている。私も先日、愛知県で開催されたトレイルランニングレースに出場したが、第一回開催にも関わらず、約4百数十名の男女ランナーが参加した。この大会の大きな特徴は、登山道や林道などの自然地形と一般道路をうまく兼ね合わせた柔軟なコース設定にある。更に、給水箇所も随所に設置されていたので、一般のマラソンランナーでも気軽に参加することができた。

今後、トレイルランは、マラソンの新しい自然派競技として日本全国に広がることが大いに期待されるが、トレイルラン終了後に温泉ヘ足を運ぶことができれば、格別の爽快感をレース参加者に与えてくれる。トレイルランニングレースを運営する上での問題は、レース終了後のシャワー施設などが大きく不足している点である。これは、一般的なマラソン大会にも共通していえる事柄である。しかしながら、トレイルランは登山道や林道で行うレースであるため、近郊に温泉が湧き出ていることが多く見受けられる。それゆえ、温泉と里山が随所にある地域は、トレイルランの大きな可能性を秘めた場所であるといえよう。トレイルランは、人が小径に入るために、必要最低限の登山道と林道整備が自然に進むので、必然的に里山再生にも繋がるのである。

トレイルランと温泉活用は、里山再生や過疎化地域活性化にも大きな可能性を秘めているといえよう。
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by spalove | 2006-11-30 17:41 | メッセージ