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犬鳴山温泉の様子(2009年05月15日)

泉佐野市には、大阪府唯一の温泉集落を形成する犬鳴山(いぬなきさん)温泉があります。
犬鳴山は、古くから修験道の山として知られ、現在でも、犬鳴山七宝瀧寺があります。修験者の数は250人とも言われ、全国にいるようです。HPは、http://www.inunakisan.com/
昔から、薬湯としての温泉(当時は冷泉)が沸いており、信者がこれをありがたく頂いたという伝説が残されております。
犬鳴山温泉の近代的な歴史は、1959年の温泉掘削からはじまります。

(1)歴史
以下、簡単な歴史です。
犬鳴山七宝瀧寺(しっぽうりゅうじ)の門前町として成立。
戦前には、現在の参道沿いに茶店出現(後に旅館となる)
1959年温泉掘削
その後、大阪の奥座敷として機能。
宿泊以外に日帰り客が目立つ。高度経済成長期は繊維産業の繁栄で、接待客が多かったとか…。
現在は、ハイキング客、川遊びの家族客などが多い。
(2)現在の旅館
温泉荘、犬鳴山グランドホテル紀泉閣、み奈美亭、不動口館。
※以前は坂六と言う旅館もあった。
(3)日帰り温泉施設
山乃湯(温泉荘の外湯)、犬鳴温泉センター。
(4)泉質
ナトリウム-炭酸水素塩泉(純重曹泉)
(5)適応症
肩こり、神経痛、冷え性、疲労回復
(6)源泉
1本と言われたが、全体で3本という説も…。詳細は不明。
(7)環境
4月は桜、6月は蛍、夏は川遊びなど自然が満喫出来ます。大阪では珍しく秘境の匂いのする温泉地です。
犬鳴山七宝龍寺までは、温泉集落から渓流を徒歩で60分ほど登ると、着きます。途中、滝や沢があって、楽しいと思います。お寺までは、別の道を行くと、乗用車で行くことが出来ます。
(8)備考
いずれにしても、泉温は16度程度で、ちょろちょろの湧出とのこと。
しかし、泉質はすばらしく、温泉マニア推奨です。理想は源泉を活用した浴槽だが、湧出量からみると、これは無理みたい。
犬鳴山温泉の様子(2009年05月15日)_f0084607_14215729.jpg
み奈美亭の露天風呂の桜
犬鳴山温泉の様子(2009年05月15日)_f0084607_1423893.jpg

犬鳴温泉センター玄関先の桜
by spalove | 2009-05-15 14:06 | メッセージ


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